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入国審査でひと騒ぎ

私の海外デビューは遅くて、今からわずか6年前。
そして、海外旅行の基本(だと私は思っている)ハワイ・オアフ島。
当時勤めていた所で、毎年数人ずつ参加する慰安旅行のようなものだった。
女性は私と、参加者の奥さんだけ。
ということで、上司の計らいで一人部屋で滞在できることになった。

飛行機好き(フィンランド1997参照)な私は、国内線とは比べ物にならないくらい
長時間のフライトに、心ウキウキ。
乱気流もジェットコースター気分で楽しみ、初海外・青い海と青い空のホノルルに到着。

入国審査は大行列。私と数人の連れは、他のメンバーから少し遅れて行列に加わった。
何気なく見ていると、同僚の一人の審査がやたらと長い。
そのうちゴツイお兄さんたちまで集まり始め、同僚が別室に連行されてしまった。
私たちがアッサリと入国審査をパスした後も、同僚は戻ってこない。
なんだか、最初から波乱の雰囲気。

預けた荷物を受け取り、待つこと数十分・・・ニコニコと係員に伴われて彼は戻ってきた。
一体何ごとかと事情を聞くと、連行理由はこうだ。
彼は機内で飲み過ぎてゴキゲン状態。質問にものらりくらりと答えるばかり。
さらにパスポートに比べて、痩せてしまっていた。
そこで係員が「なぜ痩せたのか」と聞いたら、「仕事が忙しいから」と答えた。
「仕事は何か」と聞かれ、これまたあやふやな言い方をしたものだから、
このコワモテの男は「ジャパニーズ・マフィア(=ヤクザ)」の疑いをかけられ、
痩せたのも覚せい剤のせい、ハワイに来たのもヤクの密輸絡みではないかと
疑われたのだった。
別室での様子を聞くと、パンツ以外は全部脱がされ、注射の跡を捜されたそうだ。
入国審査くらい、マジメに答えろよ・・・・
私は呆れ返ってしまったのだった。

by gogofinland | 2005-01-16 13:24 | 1996 U.S.A(Hawaii)