私はお金を持ってません

ハワイに限ったことではないのだが、どうにも『日本人=金持ち』という
イメージが海外ではあるらしい。しかも、私がハワイに行った時期は
極めつけの円高。なんと1ドル=80円台という時だった。
(ちなみに出国時は¥88、帰国時は¥85くらいだった)

国際経済上はあまり歓迎されないのかもしれないけど、海外旅行の
一般Peopleにとっては、まさに『天国への切符』を当選確実なくらい
大量に手に入れるようなものなので、大歓迎な状況なのだ。
むか~し昔の、1ドル=¥360なんていう頃に比べたら、今の¥135
くらい(注:日記を書いた頃のレートです)なんていうのはやっぱり天国
なんだけど、バブルの頃を思うと今のレートも、なんだか損したような気に
なってしまう。一般Peopleというのは、基本的に自分の手にのっかった
『量』に目がくらむので、仕方ないじゃん。

さて、旅行のために貯めた資金だろうが、元々大金持ちだろうが、街中の
商売人たちには関係ない。チラっと商品を覗こうものなら「日本人が来た
ぞ~!!!」と捕獲作戦が始まる。
カラカウア通り沿いのちょっとした広場にギューギューに立ち並ぶ露店を
ブラつくと、その捕獲作戦も相当強引になる。

私はブランド物買い込みにも興味がない人間なので、とりあえずのために
せいぜい10~20ドルくらいしか持って歩いていなかったのだが、露店の商人
(あきんど)たちはそんなことは知らないから、商品を押し付けるように見せてくる。

とあるシルバーアクセサリーの露店は、アジア人系の店で、そこのおばちゃんは
物凄かった。
通り過ぎようとする私に腕を組み(私はあんたの彼氏じゃないぞ!!)、何がなん
でも離さない。
そして、次々と「オススメ」「人気商品」と称して、私の10本の指全部に指輪をはめて、
「どれにする?」と聞く。(私はあんたと婚約指輪を買いに来てるんじゃない!!)
「お金持ってないから買わないよ」と言うと、「日本人がお金持ってないはずない!!
他のにするか?」と聞いてくる。「だ~か~ら~、お金ないってば」と言っても信じない。
仕方が無いので、私は小銭入れのような小さな財布の中身を見せた。中身は1ドル札
が2~3枚とジャラ銭だけ。

でも彼女は信じない。他に財布を持ってると思っている。しかし私はこの小銭入れと
「写るんです」だけ手に持って歩いていたもんで、本当に他には所持品がなかった。
本当にお金を持っていないとわかると、彼女の態度が急変。逆ギレしたのだ。私の指
にはめられた10個の指輪を抜き、「お金ないなら来ないで!!とっとと帰って!!」
と言う。これには私もブチ切れて、「だから最初っから無いって言ってんじゃん!!
あんたが勝手に売りつけようとしたんでしょ!!日本人なめんなよ!!」と、その店を
離れた。

歩き始めるとまた別の店の店員が声をかけてくる。すると、さっきのおばちゃんが店員
に向かってこう叫んだ。「ダメダメ!!その子お金持ってないから、売ることないよ!!」
・・・こいつ、マジでぶっとばしてやろうかと思った私。

その後、ホテルのプールサイドのホットドッグ屋(?)のお兄さんからは、「ブランド物
いっぱい買った?」と聞かれた。私が「買わないよ」と答えると、とても驚いた顔で
「日本の女の子は、みんなそのために来てるんじゃないの?じゃあ、キミはハワイで
何をするつもりなの?」と聞いてきたので、「海でのんびりして、いっぱいキレイな景色
見て、散歩して・・・・リフレッシュする」と言うと、お兄さんは「僕のイメージしてる日本人
の女の子とは違うけど、その方が本当に休暇になるよ。」と笑って、アイスティーをおま
けしてくれた。
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by gogofinland | 2005-01-16 13:31 | 1996 U.S.A(Hawaii)