明るいのに暗い

お昼休みのファミレス。
私の隣の席には中年のおっさんと、私より少し若いかなという(30代後半?)の
女性が座っていた。
この二人の会話についつい耳ダンボ。(・・3

二人のやり取りから察するに、おっさんは占い師で、女性は信者だ。
周囲に聞こえるとかそういうことはまったく気にせず語り合う二人。
そりゃ~ぁ、聞きたくなくても聞こえてしまうわなあ。

女性はこの数日、京都に滞在していたらしい。
当然のことながら、これも占い師おっさんの言う「方角がいい」という理由で。
ついでに滋賀で入院中のおばあちゃん(96歳と言っていた)のお見舞いに
行って来たそうなのだが、「おばあちゃんの悪い『気』が私に移らないでしょうか?」とか
「もしおばあちゃんが死んだら、私の『気』のせいってことになるんだろうなぁと思うと、
行かなきゃ良かったと思うんですぅ。多分もうすぐ死ぬような予感がするんですよねぇ」
と言う。
おいっ、こらっ!お見舞いに行っておばあちゃんが孫娘に悪運などくれるわけ
ねーだろっ!なんて失礼な孫なんだ。(--)

その後も出てくる、出てくる、暗い妄想の数々。
これがまた、必要以上に明るい調子でキャピキャピと、ものすご~く暗いコトを言うのである。

あのさぁ、その超どんよりした妄想のオンパレードがあんたの不運の原因じゃね~の?
・・・と、横から口を挟みたくなるオレ様。

「でも、先生(=と、おっさんのことを呼んでいた)にめぐり合えたことが私の幸運の
始まりなんですよね♪」と言い出す。
おっさんに勧められたらしき「水」(何かよほどありがたい水なんでしょうかね?)を
汲みに群馬だかどっかに出かけると息巻いてみたり、4月はヨーロッパが幸運とかで、
ヨーロッパに行って来ると言い、その後は北東が幸運になるとかで、アメリカに行ってくる
と言う。その旅行ですら「今のうちに予約しておかないと、チケットが取れなくて行けなく
なったりしたら大変」とか言う。
・・・あのさぁ、旅行先くらい自分の意志で決めようよぉ。(--;
ってか、その旅がラッキーポイントなんだったら、チケットなんか取ろうと思えば
当日でも取れるはずだしさぁ、何かあって行けなかったら行くなってことじゃね~の?
今からなんでそんなコト言ってるかね~?
さすがに、この時占い師おっさんも「あのね~、そういうことを言うからあなたには
そういう悪いことが起こるんだよっ(--#」とたしなめていた。

オレ様教(勝手に作ってみた)の教祖兼信者としては、「水だぁ?オレ様が飲めば
汚水だって聖水じゃ!!(それはありえませんが)なんでオレ様が汲みに行かなきゃ
いかんのじゃ!!勧めたお前が持って来い!」とか、「行きたいところが幸運の地なんじゃ!」
とか言いそうになるお話の数々。(笑)

極めつけは「先生が『水晶を持つといいよ』とおっしゃったので、水晶買ってきました!」
と、さらにエキサイトしていた。
これを聞いて私は思ったね。このタイプが無意味に高い壺とか仏壇とかを、
『先生』とか『教祖』に勧められるままに買っちゃうんだろうなと。
いや~、聞けば聞くほど彼女、完全にイっちゃってた。もしかして、釣り?と思うくらい
大声で彼女の不幸自慢+先生礼賛+先生のアドバイスが響き渡っていた。

ま~ぁね、素直もいいことだろうけど、ここまで盲信しちゃうのもどんなもんかねぇ?
こーゆーのってさ、いいコトが起これば『先生』のお蔭になっちゃうんでしょ?
けど、本当は自分の力で起こした奇蹟かもしれないじゃん。

いいことにしても、悪いことにしてもそうなんだけど、理由付けってすっごく簡単
なんだよね。
「○○してたらいいことが起きた!」とジンクスを作り上げることもできるし、
「お、なんかいいことが起きた。私はラッキ~人間♪」とも言えるし。逆も然り。
いずれにしろ、結果妄想論でしかないと思うんだけどなぁ。

私がよく注意されるようなオレ様ゆえの「慢心」「自信過剰」「自己中」「能天気」
っていうのも、あまりよろしくないかもしれないけど、どうせだったら「オレ様に
どん底の悪いことが起きるわけがないっ!」と思ってれば、傍から見たら「それ
っていわゆる『不幸』じゃん?」というのも大したことなく過ぎ行く気がするんだよね。

それに、あそこまで信じきっちゃって、ひとつのアドバイスとして参考にする程度に
留められずに動かされちゃうと、「自分の意思」っていうのはどこに行ってしまうのだ?
自分で決めたんじゃないのに不幸になったら、恨みになるでしょ。

他人様のことだから、とやかく言うもんじゃないんだろうけど、あの暗い妄想の『気』
を間近で振りまかれると、こっちにまで不幸が伝染しそうで気分悪いんだよ。
ということで、耳ダンボにしつつも「オレ様に不幸菌は無用!!」というオーラの
バリケードを作ってみた私。
まぢで、帰り際にテーブルにあった塩を彼女に振りかけて清めてやろうかと思った。(^^;

はい、本日のオレ様教戒律です。(爆)
たった一度の人生さ!!お気楽・極楽!!

ところで、疑問がひとつ。
彼女、最近アメリカ人と離婚したとかで、配偶者として移住権(グリーンカードって
やつですかい?)の申請をしていたのを取り下げて、自力で申請しなくちゃいけない
らしいのだが、向こうに住んで働いているわけでもなく、現地人と離婚しちゃった後でも
簡単に許可されるもんなんですかね?
あ、もちろん彼女はまたもや暗い妄想をしてたけど、それがちょっとポイントが違って、
元旦那が邪魔をするのでわ!?という理由だったが、私の疑問の理由は↑の通り。
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by gogofinland | 2006-02-01 21:36 | ぐうたらな日々Tokiossa