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白鳥、おそるべしっ!

 バーhbでの小ネタから一夜明け、今日は土曜日、そして快晴のヘルシンキ。
 朝から夢心地ながら、朝食を食べながら昨夜の泥酔くんがその後どうなったのか、ちょっと興味をそそられるな~なんて考えていた。

 今日は午後からKちゃん宅へお邪魔することになっている。なぜ午後からにしたかというと、私は土曜日のヘルシンキが一番好きだから。その土曜日に朝から晩までヘルシンキをお留守にするのはもったいない。

 朝食後、シャワーを浴びてブラブラ歩くことにした。去年は部屋にドライヤーがなくて、フロントに借りに行ってたんだけど、なぜか今回は部屋に置いてあった。(余談)

 いつもだったら、まずはカウッパトリ(マーケット広場)に向かうんだけど、今日はフィンランディア・タロの公園から攻めることにした。ぐる~っと回れば結構な距離だけど、ホテルの裏側に戻れるコースだ。

 中央駅の脇から、横浜のそれとそっくりな赤レンガ倉庫の横に出て、フィンランディア・タロ
の前を横切ると、真ん中に小さな湖(池かも)がある公園に着いた。
 湖沿いは、歩道と自転車専用路に分けられてて、ジョギングの人が歩道を走り、サイクリングの人が自転車専用路を往来する。
 途中のあちこちに水辺まで降りれる場所があって、そこにはベンチもあって、たくさんの鳥を見ることができる。

 ふと見ると、たくさんのカモやカモメ、カラスにスズメに混じって、1羽だけ白鳥がいた。ナマ白鳥に大興奮の私は、無我夢中で白鳥をカメラに収めていた。

 すると・・・白鳥がこちらに向かって泳いできたかと思ったら、バシャバシャと岸に上がって
来て、「シャ~ァァァ!!」とまるで猫が他のものを威嚇する時みたいな声を出して、私を追いかけてきた。「ひえぇぇぇ」白鳥が怒ってる。結構怖い顔でドタバタ追いかけてくる。逃げても追いかけてくる。

 勝手に撮影したのを怒っているのか?怖いよ~ぉぉ。白鳥に追いかけられる、このマヌケな
人間をカモはボケ~っと見ている。カモメはスイスイ頭上を飛んでいる。
 木の陰に逃げてそ~ぉっと覗いたら、白鳥はまた優雅に泳ぎ始めていた。

 湖の反対側までぐるっと歩いたら、木々の生い茂る中に、古くて小さなアパートがあった。
「こんなところに住んだら、毎日『軽井沢気分』だなぁ」・・・またアホな考えをめぐらした。ここまでボケていられるのは、きっと森林浴のなせる業かもしれないけど。

 パカパカ・・・向かいから騎馬警官がやって来た。1人はおじさん警官、もう1人は若い女性警官。カメラを向けたら、近くで一度止まってくれた。写真を撮り終わって「キートス」とお礼を言うと、おじさん警官はニッコリと笑って会釈した。

 そこからまたほんの少し歩くと、線路をまたぐ形で橋がかかっていて、もう1つ別の公園に
つながっている。見た目つり橋のような橋だけど、そこからは列車の行き来が見えて、結構
楽しかったりする。
 その反対側の公園にも、ど真ん中に池(これは池だと思う)があって、噴水が水を噴いている。でもちょっと違うのは、そこにいる鳥がハト中心なのと、たくさんの個人所有ボートが係留されていること。
 係留所の脇の掲示板には、「ボート売ります」の張り紙がいくつも貼ってある。いくらくらいするんだろう???と思って値段を見たが、目がチカチカするような高額。こんなのを持ってるフィンランド人がいること自体、ビックリだけど。

 ふと時計を見ると、もうすぐお昼。どうりでお腹が空いてきたはずだ。軽くお昼を食べたら、
Kちゃん家に行かなくちゃ。
 Kちゃん宅はエスポー市にある。そしてそこは我が愛しのキミちゃんの出身地でもあり、ミカの実家もあるのだ。

by gogofinland | 2005-01-24 21:57 | 2002 Finland