オーバーブッキング

 たまたま遭遇して怒られたじいさんは気の毒だが、これ以上溜め込むと体に悪いので吐き出して正解。・・・と、オレ様的に解釈することにした。残された時間はあと2時間半ほど・・・あとは街中をぶら~りぶら~り。

 まあ、ぶっちゃけヘルシンキについては、もう観光する場所が無いに等しい。そんなに広い地域ではないんで、4度目となるとねぇ・・・そりゃ~、何度行っても私にとっては大変なリラクゼーション地域なんだけどね。

 ひたすらブラついて、残り1時間。最後はマンネルへイム通り沿いのカフェでまったりしつつ、人通りをカメラに収める。
 「あ、そーだ。」ふと思い立ち、隣の席のおじさんにシャッターをお願いした。オープンカフェに佇む自分・・・の図を撮ってもらった。

 そんなこんなで、いよいよ毎年恒例の「後ろ髪を引かれる時間」がやってきた。中央駅のコインロッカーから荷物を出して、バスを待つ。この頃から空がどよ~んと急速に曇り始めてきた。帰国直前の雨。これもまた例年通り。ヘルシンキに惜しまれつつ帰る私・・・と勝手に思っている。
 バスが発車すると同時に、ポツポツと雨が落ちてきて、フロントガラスでワイパーが左右に揺れている。(もちろん、今回も一番前に座ったのよ♪)

 空港に到着すると、結構な降り具合。「もういいってば!!」という気分でターミナルに入り、フィンエアーのカウンターでチェックイン・・・と思ったら、カウンターのお兄さんが「実は今、ボランティアを探しています」と言う。「何?ボランティア?」と聞くと、なんと今回オーバーブッキング状態で、成田行きの少し後に出る上海行きに便を変えてくれたら、300ユーロくれるという。もちろん、上海から成田までの飛行機も付けて。

 これを聞いて最初に300ユーロを円に換算してみた私。1ユーロ=130円として39,000円かぁ・・・ちょっと考えてしまった貧乏人。便をずらすだけで約4万が手に入るとは。
 ただし、成田着は同日の夕方6時過ぎになるという。それもちょっとなぁ・・・と思ったが、ちょっと待てよ・・・SARS!!上海行きなんて怖いじゃん!!差別するわけじゃないけど、(してるって?)乗客はほとんどが中国人なんじゃないの?機内でゲホゲホされたらビビる。
 更に、例のうるさい中国人団体。あれと一緒の便だったら・・・気が狂う。上海でどのくらい待たされるわけ?そこでSARSにかかるなんてことはないでしょーね?

 以上、諸々のことが一瞬のうちに頭に渦巻いて、「申し訳ないけど、明日仕事があって、成田からそのまま会社に行かなきゃいけないので・・・」とウソをついてしまった。イケメンなカウンターのお兄さんは、私が何度も謝るので(こんないい男にウソつくなんて・・・と自戒ってことで)、かえって恐縮して(?)「いえいえ、気にしないで下さい。あなたの席は取れてますから」と言った。

 免税ショップでトナカイのミートボールやトナカイハムetcを購入し、カフェでダラダラしたり、
最後の吸いだめをしたり、海外の芸能ゴシップ雑誌を買ったりして、これまた毎年恒例・イケメン審査官のいるゲートから出国することにしたら、前の人たちの時は淡々と仕事をこなしていたイケメン、私の番になって「コンニチハ!」と日本語&スマイルで迎えてくれた。いや~、最後にイケメンの笑顔を見れるなんて、気分いいわ~ぁ♪

 ポンとハンコを押して、パスポートを返しながら「アリガトウ!」と言うイケメン審査官。入国の時も日本語で挨拶されたけど、覚えるようにしてるのかね?それと、同じ日本人なのに日本語であーやって挨拶される人(=私とか)と、されない人の差って何?
 ただ、かみ合わないな~と思うのが、向こうは日本語で挨拶、私はフィンランド語で挨拶というところだ。お互い相手の国の言葉で挨拶している。ちょっとヘンかも。

 成田行きのゲートに向かうと、こりゃ~スゴイ。大変な行列ぶり。オーバーブッキングなわけだ。
 その大半を占める団体のジジババ。あ~・・・姿を見ただけでムカついてきた。こいつらはツアーごとに檻にでも入れて、貨物と一緒に運べばいいんじゃね~の?うるせ~から。
 そしたら、ねぇ、オーバーブッキングしなくて済むじゃない?(毒)
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by gogofinland | 2005-01-26 13:54 | 2003 Finland