おバカな子供の考えたコト
誕生日に、ふと今までの旅のことやら、
外国に行くということについて考えた。
で、子供の頃に考えてたコトを思い出し、
我ながらおバカな子だ・・・と、失笑だった。
まだまだ小さかった頃、世界地図で見た日本の小ささに
かなりショックを受けた私。
その頃の自分は、一人で行けるのなんか
自宅前の通りくらいなもんで、公園に行くのも親と一緒、
向かいの東京タワーにだって一人で道路を渡れないので
親と一緒・・・というほど活動範囲は狭かったわけだが、
地下鉄でお出かけなんてコトになったら、
そりゃ~もぉ、ものすごく遠くに行くような、
二度と家に戻れないかも・・・な感じだった。
(今となってはたかが2~3駅。徒歩でも行ける)
で、そのくらい東京、いや区内、いやいや町内、
それどころか同じ丁目の隣の番地までだけでも広いと思ってたのに、
世界地図で見たら、日本がミミズみたいにちっちゃくて、
ホントに子供心に微妙に切なかった。
土地柄、外人さんがいっぱいいたので、
この人たちはみんなこの地図のどっかから来てるんだぁ・・・
と思ったら、「いつか自分も“お出かけ”してみたい!!」という
野望を持った。
そこで、オトナたちに聞きつつ、おバカながらに一生懸命考えた。
飛行機か大きな船で行くんだと。
いつもお出かけの時に乗ってる都電(当時はあったの)や
地下鉄では行けないらしい。
何やらパスポートとかいうのが必要らしい。
なんじゃ、そりゃ?
日本語ではお話できそうにない。
たまに見かける外人さんは日本語じゃないコトをしゃべってるし、
とーさんの本棚になんか変な本(エロ本ではなく、英会話の本)があった。
ひらがなじゃないやつ(=アルファベット)が書いてあったぞ!
ということで、勝手に“理解したつもり”で出した結論。
まず、外国に行くには・・・
英語という、アメリカ人と同じ言葉を話さないといけない。
(英語=アメリカ=外国全部有効・・・という単純さ)
パスポートというのは、国からもらう免許で、
英語の試験に合格しないともらえない。
合格者は「外国に行ってよし!」という証にもらうもの。
それさえあれば、飛行機に乗せてもらえて、
外国で暮らせるのだ!!
・・・どーです?バカでしょ?
でも、私は真剣で、とーさんの本棚からこっそり英会話の本を
持ち出して、カタカナのルビがふってある英文と、
ふりがながふってある日本語訳を必死に読んだわけだ。
この1冊、全部覚えたら試験に合格できる!
そう信じ切っていたんだから。
あんなもん、1冊覚えたってロクな会話になりませんがな。
中学英語の1学期くらいまでの内容ですもん。
それでも必死に読んだ。
「はろー、 とむ!」(=Hello, Tom!のつもり)とか。
「あいむ あき!」(=I'm Akiのつもり)とか。
「ぐっ ない!」(=Good nightのつもり)とか。
で、なぜか一番頭に残った言葉で、
Byeとかみたいに日本人でも使ってるような馴染みの言葉じゃないやつ。
それは・・・
Not at all.
ちなみに、ルビは「ナッタットール」だった。
意味はひらがなで「どうしたしまして」って書いてあった。
誰かにThank you!と言われたら、こう言うと書いてあったが・・・
う~む・・・微妙。
でも、どうにもこのルビが印象に残ってしまい、
中学で英語が本格的に始まるまで、幼い頃の思い出の言葉として
頭に残ってしまった。
かくして、徐々に育った私は、パスポートも海外旅行も、
カネさえ積めば行けることを知り、
まして国家試験などないことを知り、
外国語とは英語だけじゃないことを知り・・・
今に至るのである。
ま、このおバカ活動のおかげで、
英語アレルギーにならずに済んだのかもしれないけど。
いやはや、それにしても・・・
あのルビは危険ですな。
あれじゃ~日本人の英語が云々と言われたのもやむなしですな。
あれを「日本ナマリの英語」として認めてもらえるならば良いのだが、
どうなんだろう?
外国に行くということについて考えた。
で、子供の頃に考えてたコトを思い出し、
我ながらおバカな子だ・・・と、失笑だった。
まだまだ小さかった頃、世界地図で見た日本の小ささに
かなりショックを受けた私。
その頃の自分は、一人で行けるのなんか
自宅前の通りくらいなもんで、公園に行くのも親と一緒、
向かいの東京タワーにだって一人で道路を渡れないので
親と一緒・・・というほど活動範囲は狭かったわけだが、
地下鉄でお出かけなんてコトになったら、
そりゃ~もぉ、ものすごく遠くに行くような、
二度と家に戻れないかも・・・な感じだった。
(今となってはたかが2~3駅。徒歩でも行ける)
で、そのくらい東京、いや区内、いやいや町内、
それどころか同じ丁目の隣の番地までだけでも広いと思ってたのに、
世界地図で見たら、日本がミミズみたいにちっちゃくて、
ホントに子供心に微妙に切なかった。
土地柄、外人さんがいっぱいいたので、
この人たちはみんなこの地図のどっかから来てるんだぁ・・・
と思ったら、「いつか自分も“お出かけ”してみたい!!」という
野望を持った。
そこで、オトナたちに聞きつつ、おバカながらに一生懸命考えた。
飛行機か大きな船で行くんだと。
いつもお出かけの時に乗ってる都電(当時はあったの)や
地下鉄では行けないらしい。
何やらパスポートとかいうのが必要らしい。
なんじゃ、そりゃ?
日本語ではお話できそうにない。
たまに見かける外人さんは日本語じゃないコトをしゃべってるし、
とーさんの本棚になんか変な本(エロ本ではなく、英会話の本)があった。
ひらがなじゃないやつ(=アルファベット)が書いてあったぞ!
ということで、勝手に“理解したつもり”で出した結論。
まず、外国に行くには・・・
英語という、アメリカ人と同じ言葉を話さないといけない。
(英語=アメリカ=外国全部有効・・・という単純さ)
パスポートというのは、国からもらう免許で、
英語の試験に合格しないともらえない。
合格者は「外国に行ってよし!」という証にもらうもの。
それさえあれば、飛行機に乗せてもらえて、
外国で暮らせるのだ!!
・・・どーです?バカでしょ?
でも、私は真剣で、とーさんの本棚からこっそり英会話の本を
持ち出して、カタカナのルビがふってある英文と、
ふりがながふってある日本語訳を必死に読んだわけだ。
この1冊、全部覚えたら試験に合格できる!
そう信じ切っていたんだから。
あんなもん、1冊覚えたってロクな会話になりませんがな。
中学英語の1学期くらいまでの内容ですもん。
それでも必死に読んだ。
「はろー、 とむ!」(=Hello, Tom!のつもり)とか。
「あいむ あき!」(=I'm Akiのつもり)とか。
「ぐっ ない!」(=Good nightのつもり)とか。
で、なぜか一番頭に残った言葉で、
Byeとかみたいに日本人でも使ってるような馴染みの言葉じゃないやつ。
それは・・・
Not at all.
ちなみに、ルビは「ナッタットール」だった。
意味はひらがなで「どうしたしまして」って書いてあった。
誰かにThank you!と言われたら、こう言うと書いてあったが・・・
う~む・・・微妙。
でも、どうにもこのルビが印象に残ってしまい、
中学で英語が本格的に始まるまで、幼い頃の思い出の言葉として
頭に残ってしまった。
かくして、徐々に育った私は、パスポートも海外旅行も、
カネさえ積めば行けることを知り、
まして国家試験などないことを知り、
外国語とは英語だけじゃないことを知り・・・
今に至るのである。
ま、このおバカ活動のおかげで、
英語アレルギーにならずに済んだのかもしれないけど。
いやはや、それにしても・・・
あのルビは危険ですな。
あれじゃ~日本人の英語が云々と言われたのもやむなしですな。
あれを「日本ナマリの英語」として認めてもらえるならば良いのだが、
どうなんだろう?
by gogofinland | 2009-10-20 21:27 | ぐうたらな日々Tokiossa