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微妙ですな

野田聖子が体外受精で49歳にして妊娠、出産の時には50歳になるという
ニュースが流れてきてビックリ。

アメリカで卵子提供を受けて・・・だそうな。
長年の不妊治療を経て、最後の手段なんだろうから、
本人が喜ぶのを止めはしないけど、な~んか私はスッキリしない。

それに、そんな余計なコトしてくれたお陰で、こっちはいい迷惑だよ。




さすがにもう私はムリだよ・・・というのに納得していたはずのとーさんが、
妙な希望を持ってしまったじゃないか。
「誰かフィンランドの人と体外受精でハーフの孫を・・・」とか言い出すし。
       ↑ なにゆえ限定?(--;

こないだも書いたけど、せっかくの夏休みなどに、
子どもをあちこちに連れて行って休めない世のお父さん&お母さんには、
私はなれない。あまりに大変過ぎて、自己チューな私にはムリだ。
今となっては旅を諦めてまで超高齢出産なんていうチャレンジャーにはなれない。

それを言ったら、「旅の間はとーさんが育てるっ!」だって。
そーゆー問題じゃないんだけど・・・

さて。

彼女が国会議員である前に、不妊に悩むイチ女性でもあるというのは理解できる。
しかし、言い方を変えれば、不妊に悩むイチ女性である前に、
不妊治療の心身&経済的負担に悩む同じような境遇にある多くの女性の辛さを
身をもって知っている国会議員でもある。

だったら、どうして長きに渡る議員活動と不妊治療の中で、
もっともっと同じ境遇の女性たちの負担軽減にまい進しなかったのか。
彼女だからこそ先頭きって訴えかけられることだったんじゃないのか。
こんにゃくゼリーにムキになるよりも、実はこっちの方が適役だったんじゃないのか。

所詮、カネのチカラが物を言うってことなのか・・・と思ってしまう。
しかも、彼女の収入のいくばくか、もしくは大半が、国民の税金だっていうのに。
ケチくさいコトを言うようだが、実際そうだからね。
みんなの血税からもらった給料で、自分の執念のためだけに、
卵子をカネで手に入れたわけでしょ?(言い方悪いけどさ)

子どもが欲しいと切に願う気持ちがわからないでもない。
だけど、50歳になっても子どもが持てるのは、その後も含めて、
経済的不安がないからできることじゃないのかなぁ?

ごくごく普通のorそれ以下の収入の家庭で、50歳になって子どもを持つのは、
不妊治療の費用だけでなく、子どもが成人するまでにかかっていく費用を考えたら、
これから先、年齢が上がっただけの収入増が順調にあるかどうかもわからないし、
子どもが20歳になる時には定年で、無職だわ、退職金ナシかもしれないわ、
そんな中で、彼女のように「何が何でも欲しい!」だけでここまでできる人が
どれだけいるだろう?

ほとんどの人は、40歳の声を聞く頃までに諦めるか、人生設計変更の決断を
しているんじゃないだろうか?
理由は体への負担だとか、経済的な負担だとか、年齢的に“その後”を考えたとか、
いろいろあるかもしれないけど、どこかで踏ん切りを付けざるを得ない時というものを
葛藤の末に受け入れて生きていってるんじゃないだろうか?

彼女は(有権者が許す限り)死ぬまで議員でいることもできるだろう。
議員でいられる間は充分な収入もあるだろう。
保育所の待機児童にもなることもなく、ベビーシッターにも困らないだろう。

きっと子どもは何不自由なく育つだろうし、彼女は『議員としても、母親としても
充実した私!』ってな日々を送ることができることだろう。

1つの命が誕生するということについて、非難するつもりはない。
どこかの誰かから卵子をいただいてでも!という姿勢は私の価値観とは違うけど。
私なら、自分のじゃないタマゴや、ダンナのじゃないタネを使ってまで
産む気にはなれないけどねぇ。

子ナシの私だから理解できないのかなぁ?
でもさ、ダンナはどーなんだろうね?どこの誰だかよくわからん人のタマゴでいいのか?
「ダンナの子を産みたい!!」って、気持ちはありがたいけど、
わざわざ海外で別人のタマゴを買ってまでって、私がダンナだったら断るな・・・
つーか、軽く“引く”かも。

なんか怖いよ、その執念・・・って。

ダンナってかなりの年下なんだっけ?
子どもがいないと、いつか若い女にかっさらわれると不安なのかな?

ま、何はともあれ、自分でそこまでして決めたコトなんだから、
最後まで責任もって頑張って欲しいもんだね。
議員と両立するんだったら、ヒロインぶって甘えずに、
議員としても、母親としても、手抜きすんなよ~っ!

by gogofinland | 2010-08-27 21:54 | ぐうたらな日々Tokiossa