寒いヘルシンキで闘う

 逆ギレ・イタ男事件から一夜明け、日曜日のヘルシンキはどんより曇りで寒かった。北風ピュ~ピュ~。
 今日は午後からKちゃん夫妻、ダーリンのお友達、Kちゃんのお友達と会うことになっている。

 寒空の中、やっぱり部屋でじっとしていられないので、軽く散歩して、中央駅で待ち合わせとなった。
 駅の中はあったかいのと、日曜日なのとで混雑していた。手持ちのユーロがあまりなかったので、待っている間に両替しておこう。

 駅の両替所、私の前に中国人の団体がいる。1人が代表して取りまとめて両替するつもりらしいのだが、これが「あーでもない」「こーでもない」と先に進む気配がない。
 窓口が空いてもまだそのまま。しばらくガマンしたが、とうとうキレた。テープで仕切られた列をふさぐ中国人団体。一応「Excuse me」と言いつつも、思い切り怒りの表情で彼らを跳ね飛ばし、窓口へ。それでも彼らは話に夢中。

 窓口係はなかなかのいい男。両替をお願いしている最中に、今度は東欧系、あるいはロシア系とおぼしき、ドでかいオバちゃん集団が列を無視して、私の窓口にやってきて、係のお兄ちゃんにあれこれ話しかけた。

 お兄ちゃんが「列に並んで下さい」と英語で説明するが、オバちゃんたちは英語がわからないのか、オバタリアンらしく「そんなこと知らんわい!!」なのか、どこかの国の言葉でベラベラ話し始めた。
 何度お兄ちゃんが「列に並んで・・・」と言ってもダメで、困り果てた顔をしていたのと、今は私がやってるんだからさ~!!という小ギレもあって、私は超ブロークン英語、しかも多分間違っている英語で集団のボス的オバちゃんに言った。
「 It's my turn!! Keep the line!! The end of this line is over there!!」
(=「私の番なの!!列に並んでよね!!最後尾はあっちだよ!!」のつもり)

 するとそのオバちゃん集団は「Oh!! Sorry!!」と言って、いまだもめている中国人集団の
後ろに並んだのであった。
 自分でもビックリしてしまったのだが、まあ、わかってくれたから良しとしよう。これだから私の英語力は向上しないのだ。めちゃくちゃなのに理解してくれる親切な人が多いから・・・

 お兄ちゃんは笑いながら「Thank you!!」と私に言いながら、「やれやれ」とでも言いたげに肩をすくめてみせた。両替のレート、ちょっとおまけしてくれればいいのにな。

 ようやく両替が終わって振り向くと、Kちゃんが女の子と話をしている。その人がK美ちゃん。今は日本に住んでるけど、去年までフィンランドに留学していて、今回はロンドンで友達の結婚式があって、その帰りに寄ったらしい。
 K美ちゃんの話しでは、ついさっき駅のカフェ(=うずまきパンがおいしい。1997年参照)で、黒人同士のケンカがあり、警察も来たという。ちっ、見逃しちまったぜ。

 とりあえず、ダーリン&お友達が来るまで、ストリンベリでお茶しながら3人でお話しすることになった。
 日曜日なので、デパートもほとんどのショップもマーケットもお休みだけど、ここは開いてる。街の人通りも平日や土曜日とは比べ物にならないくらい少ない。休みのカフェも結構あるせいか、ストリンベリは意外と混んでいた。

 さっそくKちゃんから、昨夜ホテルにまっすぐ帰らなかったことへの突っ込みがあり、私は照れ隠しついでに逆ギレ・イタ男の話をしたのだが、これでなんとかごまかせたような気がする。(だよね?Kちゃん?)

 女3人・かしましく、日本語炸裂おしゃべりしまくっているうち、Kちゃんの携帯が鳴った。ダーリンが友達とこっちに来るという。どこにいるのかがイマイチわかってないKちゃんが、必死に場所を教えようとしたが、ダーリンなかなか理解できず・・・
 向かいから私が「ストリンベリ!!」と叫び続けていたら、その声が電話越しに聞こえたらしく、Kちゃんが「AKIの声が聞こえて、『わかった』って言ってた」と言った。

 これからダーリンが連れてくるというお友達・Kalleはバツイチ高校教師。とにかく女にモテるらしく、逆ナンされまくりでセフレが10人なんつーツワモノだそうだ。
 でも、Kちゃんは「だけど、私はカッコイイとは思わないんだけどね~。だから、期待しないでね」と言う。
 その言葉に、密かに心の中でガックリした私。空想でミカ・サロみたいな顔を想像してしまった。キミちゃんみたいなのだったら、私も逆ナンした~い!!

 ・・・そして、ダーリンとKalleがやって来た。
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by gogofinland | 2005-01-24 22:14 | 2002 Finland